あらすじ
世界が綻び始めたのは、一羽のカラスとの出会いからだった。
奇妙なカラスとの交流を始める中で、高校一年生の瑞原直斗は『世界の秘密』に触れて行くことになる。
カラスが一声鳴くことで、人間の精神を自由に操ることができる。直斗はそんなカラスの力の大きさに危惧を覚える。
―――そして、不安は現実になった。
『アナタは、ニンゲンのダイヒョウにえらばれました』
カラスは直斗に対してそう告げ、これから自分たちは『人間を管理』すると口にし始める。
カラスだけでなく、多くの動物たちが人間の精神を自由に操る力を持っていることがわかる。そして『一つの町』をモデルケースとし、人類を侵略するにはどうすればいいかと試行錯誤を繰り返していることを知る。
同じく『人類の代表』に選ばれた坂上千晶という少年と出会い、直斗は動物たちに対し、どう動けばいいかと葛藤を続ける。
今はとにかく、化け物たちに従うしかない。
人類はもう、敗北しているのだから。