あらすじ
子母澤寛著作の『座頭市物語』をイメージして作った小説です。
あらすじ
西国から江戸まで、中仙道を旅している男女がいる。
男の名は石《いし》、連れの女は弦《つる》。
江戸に向かう街道で立ち寄った水茶屋、そこで石と弦は川のほとりの集落に住む母子と知り合う。
その街道の先にある町で、表稼業をしながら裏の世界に身を置く町の権力者、多の屋助五郎に興味を持たれた石。
石が助五郎から逃げ回る日々のなかで、ある男が逃げたことで、川のほとりの集落と、多の屋助五郎の争いが始まる。
石はワケが分からぬその争いに巻き込まれてしまうが、ただ弦と知り合った母子を守るために、助五郎と闘う決意をし、刀を抜く。