あらすじ

「どうか、わたしをゆきくんのお嫁さんにしてください」 「こちらこそ、お願いします。俺と……結婚してください」 ――桃娘(とうじょう)。 奴隷や精霊としての逸話を残すが、鬼社会においては、より濃い鬼の子孫を残すために人工的に生み出された、黄金の瞳を持つ娘をそう呼ぶ。そして、桃娘は次代の器を産むこともまた使命であり、役割を終えるとその命を散らしていく。 冬城みことは、当代の桃娘。高校を卒業した今、鬼の元へと嫁ぎその身に課せられた役目を果たさねばならない。 ならば、互いに愛し合える相手がいい。互いに幸せにしたいと想い合える相手がいい。 桃の花が咲き誇る木の下、初恋の相手であり鬼の青年・鬼柳幸斗とみことは互いに求婚し合う。 好きな人との結婚、幸せが約束された結婚。 ――そうなる、はずだったのだ。 修羅と呼ばれた男の血を引く娘×修羅と呼ばれた男に育てられた青年の婚姻譚、いざ開幕。

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小説を読もう2024/05/04
  • 現在の作品桃娘と愛を乞う鬼