あらすじ
※公募原稿に行き詰まった時用の息抜き短編です。更新も不定期になりますので、ご了承いただけますと幸いです。架空の国を舞台にしていますが、一応現代なので現代ファンタジーに設定しています。
世界では、数多の闇オークションが秘かに行われている。
所持あるいは使用が禁じられている麻薬、非正規で入手された美術品や骨董品、そして、貧民や浮浪者という人命――。経済成長による所得格差で貧富の差が著しい国では、人身売買も闇オークションの一つだった。
特に、大国ブルーメは古来から闇オークションが頻発している国である。
オルキデア区の貧民街出身であるケルンもまた、闇オークションの被害に遭った一人。人身オークション専門の闇会社〈アコニ〉によって誘拐され、とある地下のオークション会場で競売にかけられていた。
その美貌からオークション史上最高額で買い取られようとした時、闇オークション専門の警察組織である〈オークション・ポリス〉が参入し、会場を制圧する。その時、ケルンは警察官の一人であるシュタムに保護され、オークション・ポリスに憧れて警察官を目指すことに。
それから数年後。ケルンは無事警察学校を卒業し、念願のオークション・ポリスになる。
新人警察官としてケルンが配属されたのは、取締件数最多を誇る精鋭揃いの第七班。そこでシュタムと再会するが、彼はもうあの時助けてくれた、優しくかっこいい警察官では無かった――。