あらすじ
◆本編◆
筆頭公爵令嬢であるヴィクトリア・アン・ウィンチェスターは、名前と身分を隠してアン・トレイシー子爵令嬢という名で、地味な専門職技官として王宮で働いている。予算面で何かとぶつかる王太子の政務補佐官ジークフリード・フォン・シュバルツバルト侯爵令息とは政敵と言える相手だが、実は彼はヴィクトリアの幼き日の元婚約者で、解消されて十年になる。名前も身分も違うからか、彼はアンがヴィクトリアだとは気付いていないと思われるが。二人が隣国への派遣研修生に選ばれたことで、状況が動き始める。
王道の溺愛ハピエンもの。設定諸々かなり緩め。
◆黒伯爵と銀の髪編◆
王都郊外の森の中で、とある紋章入りの紙を握り込んだ死体が発見された。どうやらじわじわと広がっている麻薬と関連があるらしい。それを憂う王太子エドワードとその側近たちは調査に乗り出す。
麻薬の被害をなんとか阻止しようとする王太子エドワード、見つかった贋作と昔の『贋作茶会』のことを突き止めたいヴィクトリア・アン、最近人気の事業家フォレスト伯爵やシュバルツバルト侯爵家私設騎士団所属のアルなど、多くの思惑が交差する中、事態に決着は着くのか。
本編にて零れた伏線を回収します。恋愛要素、薄し。