あらすじ
「今度の日曜日は、お茶会を開きましょう!きっと楽しい時間になると思います!」
「それはいい考えだ!ソフィア、いいね?」
二人の人間が、勝手に話を進めている。お茶会の提案をしたのは、私の義妹であるリアゼ。そしてそれに同意したのが、リアゼの兄であり私の婚約者であるラインハルトだ。
「私は構いませんよ」
しかしこのお茶会、どうにも不自然な匂いしかしなかった。リアゼは私の存在が全く面白くないようで、事あるごとに私へ嫌がらせを行ってきていたのだった。そしてそんなリアゼをラインハートは止めるわけでもなく、むしろ彼女に肩を入れるような態度で私を冷遇していた。
そんなさなかに計画されたこのお茶会。何か裏があるに違いないとは思っていたけれど…
――――
リアゼが準備したというお茶を、三人で飲む。ただそれだけのものであるけれど、どこか妙な緊張感に包まれていた。そしてそれは私だけでなく、リアゼにも同じように思われた…
「う…うぅぅ…うぉぉ…」
お茶を口にしたラインハートが苦しみ始める。
「ど、どういう事…!は、はやく治癒医をここに!」
私がなんとか彼の対応をしようとする横で、みるみる青ざめて行く人物が一人…
「ま、まさか…まさかグラスがすり替えられて…!?」
そう、彼女は私に対して毒を盛った。しかし何らかの手違いでそのグラスは彼のものと入れ替わっており、彼女が盛った毒は私に達することなくラインハートが含んでしまったのだった…