あらすじ
「今度の日曜日は、お茶会を開きましょう!きっと楽しい時間になると思います!」
「それはいい考えだ!ユフィーリア、いいね?」
二人の人間が、勝手に話を進めている。お茶会の提案をしたのは、私の義妹であるリーゼ。そしてそれに同意したのが、リーゼの兄であり私の婚約者であるラインハルトだ。
「私は構いませんよ」
しかしこのお茶会、どうにも不自然な匂いしかしなかった。リーゼは私の存在が全く面白くないようで、事あるごとに私へ嫌がらせを行ってきていたのだった。そしてそんなリーゼをラインハルトは止めるわけでもなく、むしろ彼女に肩を入れるような態度で私を冷遇していた。
そんなさなかに計画されたこのお茶会。何か裏があるに違いないとは思っていたけれど…
――――
リーゼが準備したというお茶を、三人で飲む。ただそれだけのものであるけれど、どこか妙な緊張感に包まれていた。そしてそれは私だけでなく、リーゼにも同じように思われた…