あらすじ

リリサと婚約していたリヴァインは、彼女の事を全く気にかけることなく毎日を過ごしていた。

「良いのですかリヴァイン殿。今日このパーティーで今月何度目ですか?リリサ様がどう思われるか…」

 かねてからのリヴァインの友人あるバロッドが、彼に対しそう警告する。しかしリヴァインの方は全く聞き入れる気がなく…

「そんなものはどうでもいいんだよ。別にどこかへ消えたいのならそうすればいいし、婚約を辞めたいのならやめてもらって構いはしない。少なくとも私は、自分の欲望には正直に生きていきたいのだよ」

 そうとだけ告げると、彼はその場を立ち上がってワイングラスにワインを注ぎ、また新しい女性の元へと向かって歩み始める。

「…どうなっても知らないぞ、リヴァイン…お前は昔からそうなんだから…」

 女たちの波の中へと消えていく彼を見ながら、バロッドはそう嘆きの声を上げるのだった。

――――

連載情報

ウェブ小説

配信言語