あらすじ
・『春夏冬商店 駅前(あきないしょうてん えきまえてん)』あらすじ:
寂れたベッドタウンの駅前にある個人商店・「春夏冬商店(あきないしょうてん)」に通う若者たちの群青小説。5編の短編から構成されるオムニバス形式の主観小説で、1話につき1年づつ時間が進む。
・17歳「試作品」:
高校2年生の春。田舎の高校に通う平凡な男子・航大は、漫然と過ぎる毎日に物足りなさを感じていた。
航大は勉強も運動神経も一般的で、取り立てて目立つ性格でもない。けれど、大きな不幸もない。それが彼にはどこか不満で、飽き飽きとしていた。
そんな航大はある日の放課後、友人である眉目秀麗な男子・宮瀬と一緒に下校時に、最寄駅近くの商店街にある古びた薄暗い個人商店・”春夏冬商店”に気づく。興味本意で入店したふたりは、そこで近隣の女子校に通う同い年の女子・唯と出会う。
古風で清楚な容姿に上品な振る舞いの唯は、レトロなものが好きな春夏冬商店の常連客だった。唯に一目惚れをした航大は、春夏冬商店の店主である気のいい老人や、友人の宮瀬に背中を押されながら、唯との仲を深めていく。ふたりは放課後に春夏冬商店で待ち合わせて、軒先で並んでアイスクリームを食べたり、自転車にふたり乗りして夕暮れの海岸線を見に行ったりした。
唯との出会いにより世界が色づくように感じた航大は、唯にも同じように感じていてほしいと願いながら、唯と毎日学校帰りに春夏冬商店で待ち合わせ、夕暮れの町並みでデートを続けていく。
・補足:
イメージイラストは、「いちごもち様(Insta: ichi_gomochi)」の素敵な作品を使用させて頂いています♪
この物語に何度も登場するマイペースでどこか憎めない女の子の「唯ちゃん」っぽくて大好きです!