あらすじ
「まさかこんなことになるとは…はぁ、一体どう接すればいいものか…」
顔を伏せそう言葉を発するのは、私の義妹のミーサの婚約者にあたるリルツさん。
「またミーサですか…それとも彼女の母親のエリミーレの方ですか?」
エリミーレはミーサの本当の母親、私にとっては義母にあたる。お父様の再婚相手であるエリミーレは、事あるごとにミーサをひいきにしては周囲の人間に攻撃的になっていた。それは私のみならず、このリルツさんに対しても。
「いや、今回はお母様の方は関係ないのだけど…相変わらずミーサが自分勝手で困っているんだ…」
このリルツさんには、半ば二人に騙される形でミーサとの婚約を結ぶことになってしまったという過去がある。そのいきさつを知る私は、今回こそ二人を懲らしめる後期ではないかと切り出すことにした。
「…周囲はなんでも自分たちのいう事を聞くと調子に乗っているあの二人に、反撃したいとは思いませんか?」
私の提案に対し、彼は驚いたような表情を浮かべたものの、すぐに何かを決意したような表情へと切り替わる。
「…同じことを、私も思っていました。このまま二人の思い通りにしていては、とても納得はできませんから」
私は彼の言葉に強くうなずいて同意し、さっそく手筈を整えるのだった。
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私たちが必要ないというのなら、その言葉通り私たちは出て行くだけ。
私たちに何も依存していないというのなら、やはり私たちは出ていくだけ。
私たちに存在価値が無いというのなら、それは…
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