あらすじ
「ラフィーネとの予定が立てられたのか!?」
「はい!確かに男爵様とお会いしてお話がしたいと!」
その知らせを聞いたフォルーブル男爵は、飛び上がるような勢いで自身の感情を表現した。
「ま、まさかこれほどにうまくいくとは…このままラフィーネとの関係を深めることができたなら、私の男爵位をさらに進級させることができるぞ…!」
彼は婚約の名のもとに、自分の貴族家の中における位を上げるべく行動していた。そしてその行動がついに現実で開花しようとしていたその時に、彼にはある邪魔な存在がいた。
「さて…このまま話を進めるにあたって、リナの存在が邪魔になるな…」
リナというのは彼の確かな婚約相手である。これまでも同じ考えを持っていた彼は、以前リナを使って貴族家の中枢へと自分の立ち位置を推し進めるべく動いていた。しかしそれは暗礁に乗り上げ、ついに実現する可能性はついえてしまっていた。しかし一方的に切り捨てても自分への心象を悪くしてしまう。だから彼にとって彼女の存在は、半ば不良債権と化していた。
「しかしこのままの関係でいるわけにもいかない。すぐにリナを呼び出してくれ。私が直々に話をつける」
それを聞き届けた彼の相棒は、リナを呼び出すべくその場を後にしていった。
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