あらすじ
私の居場所なんて、どこにもなかった。
「セリスティナ、あなた姉なのでしょう?ならあなたが我慢しないとだめじゃない。マリアンヌは病弱でたくさんの事を我慢しているのに、どうしてあなたは彼女を見習おうとしないの?」
私の妹であるマリアンヌは、病弱を装って周囲の人々を味方につけ、一方的に私に対する包囲網を形成していった。
「…セリスティナ、あなたに頼みがあるの。これは彼女からの頼みでもあるのだけれど、ある人と婚約をしてもらいたいの…」
最近になっては、婚約までも私は押し付けられるほどになってしまっていた。…私の歪む表情を見ることが、彼女の何よりの楽しみなようだった。