あらすじ

イグノーレ卿は自身の幼馴染であるレフィリアを偏愛し、そのまま婚約関係を結び付けるものだろうと考えられていた。しかしある日突然、その彼女が姿を消してしまったのだった。
 その原因が間違いなくイグノーレにあると考えた周囲の人間は、彼をおとなしくさせるために迅速な婚約を進め、その話に乗った彼が婚約相手として見込んだのが、ミリアであった。
 しかし半ば政略的な婚約であったため、ミリアに対するあたりは強かった。

「これくらいすぐにやってもらわないと困るんだがなぁ…」

「も、申し訳ありません旦那様…」

「これができないだけでなく、君は僕の気を心地よく満足させることもできていないじゃないか。せめてどちらかはできてもらわないと、今後の関係についても考え直さないといけなくなるなぁ…」

「…」

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