あらすじ
「やれやれ…これじゃあなんのために君を婚約者として選んでやったのか分からないな…君には私の婚約者であるという意識はあるのか?」
一方的な口調でそう言葉を発するテルロス。そんな彼の婚約者であるエスティアは、ただただ静かに聞くのみだった。
「こんなことが繰り返されるなら、婚約も考え直さないといけないか。そうなってしまっては君も嫌だろう?せっかくこの私と婚約を結べたというのに、それを手放すようなことになってしまっては」
自分に自信が大いにあるテルロスは、これまでのその様な発言を繰り返していた。あくまで立場は自分の方が上にあるという考えを変えることはなく、口調の高圧的な様子を崩さない。そんな彼の放った言葉が、今後の運命を大きく変えることになる。