あらすじ
僕は大川猛流。 我ながら大人しい性格で平凡な毎日を送っていた。 ある日のホームルーム。先生が教室を出ると教室全体が光に包まれた。 そして転移した先は王城の広間。 目の前には髭を蓄えた王様、美しい王妃様、そしてかわいらしい姫だった。 「魔物を倒し世界を救ってほしい」 王のそんな願いで償還されたこのクラスはお決まりのステータスという声と共に、自分のスキルに一喜一憂する。そしてスキル『超回復』を得た僕は、同席していたA級パーティ『遥かな頂き』に一人だけスカウトをされたのだ。 「君のスキルはきっと俺たちの助けになる!一緒に世界を救おう!」 そんな言葉に胸を躍らせ、冒険を重ねていた僕は、攻撃手段がないためレベルもスキルレベルも上がらないので、ずっと回復は自分にだけ。 役立たずと国に戻った際にはいじめられ、王からは指名した手前とりあえずは最初の目的のドラゴン討伐までは帯同するように命令された。 そして『遥かな頂き』の面々も渋々了承した。 苦難の末、険しい火山地帯の先にいる火竜を僕以外のメンバーが総力を挙げて討伐した。 みんなぼろぼろの状態ではあったが、喜びに満ちていた。 僕が回復できたらいいのに。そんなことを思っていたら僕の体がふわりと浮いた。 まさかの胴上げ?僕は役に立たなかったのに・・・そんなことも思ったが嬉しさに涙がこみ上げ・・・ そしてそのまま僕は落下していった。 慌てて周りを見ると下にはボコボコとしたマグマが見える。 「はーやっとスッキリする!!」 「討伐の末に犠牲になったとかうまくいっとくから!」 「安心して死ねよーー!」 そんな言葉が聞こえる中、僕は数十メートルはあろう火口を落下しマグマに身を焼かれた。 全身が焼けただれる激しい痛みの中、僕は焦燥感にかられ、ただただお荷物になっていた自分を思い返していた。 「それでも僕は・・・さすがに切れてもいいですかね?」 そんなつぶやきが、マグマに焼かれ消し炭のようになる僕の最後の言葉になった。 8月27日17時が最終39話となります。 18時、19時には短いですが短編二つの宣伝用に書いたのも投稿してみました。 なろうではすでに完結済み https://ncode.syosetu.com/n1676if/ 待ちきれない方は上からどうぞ。 こちらもお楽しみに。 【連載中】忌み子だった侯爵家の... https://ncode.syosetu.com/n9929ig/ 【完結】内気な聖女アンジェリカは... https://ncode.syosetu.com/n1240ic/ 【完結】勇者と魔導姫と女騎士と https://ncode.syosetu.com/n5614ih/