あらすじ
もとはとある「桜を嫌いな理由」をお題にした短編コンテスト応募作です。 お題からして、もう「桜の樹の下には屍体が埋まっている」の名言しか頭に浮かびませんでした。 これは梶井基次郎が主人公の心象風景として表現したものですが、本当に屍体が埋まっていたら……という感じで実話怪談風に描いてみました。 いうなれば、純文学風ホラー小説です。 〈あらすじ〉 その日、会社の同僚達と花見に来ていた俺は、仲間が大いに盛り上がりを見せる中、その満開に花を咲かせる美しい桜の樹々を目の前にしても、ただ独り浮かれ騒ぐことができなかった。 なぜならば、その桜の樹の根元に横たわる大量の屍体が視えるからである……。