あらすじ
「聞いたよ。君、ユフィに直接話をしに行ったらしいじゃないか。一体どういうつもりだ?なぜ私をはさまずに勝手な事をしたんだ?」
ユフィというのは、この人の幼馴染に当たる女性だ。彼は以前から彼女に対してそれはそれは異常ともいえるほどの執着心を見せており、多くの人々の間で不審がられていた。
「特にお話しするようなことは…個人的なお話があっただけなので、直接お伺いしただけです。それがなにか?」
私の言葉を聞き、彼はやれやれと言った表情で抗議を始めた。
「それがなにか?だと?そもそもお前の身分は私が婚約者として保証してやっているだけで、なんら自分で物事を決められる立場ではないだろう。それをうぬぼれて勝手な行動を起こした挙句に、自分は悪くないと開き直るのか?そもそも個人的な話とはなんだ?どうせ私がユフィにばかり気をかけているから嫉妬でもしたんだろう?私から距離を取ってくれとでも話をしに行ったのか?それならなおさら無駄というものだ。私たちの関係は深く強く、決して絶えることはない。私には幼馴染である彼女だけがいればいいんだ」