あらすじ

「最初こそ期待はしていたものの、今やお荷物もお荷物だ。…一体どんな環境で育てば、あんな面白みのない女が出来上がるのか…」

 腕を組んでため息交じりにそう言う私に対し、エルヴィンはある提案を持ちかけて来た。

「…もはやこの際、あんな使えない女との婚約は理由をつけて破棄してしまい、他を探したほうが良いのではありませんか?彼女が問題を起こしたことにして追放してしまえば、私どもに火の粉が飛んでくることもないでしょう」

「ふむ」

 …言葉にするまでもなく、私の答えはもはや決まっていた。

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