あらすじ
「いくらなんでも、そんな事同意できかねます。それでも彼女をここに呼ぶのなら、いっそ私を追放なさってください」
「くすくす。なんだ、もしかしてやきもち妬いているのか?僕がアリーサに奪われたらどうしようかと。くすくす、君の考えることなんてお見通しだとも。君にはそんな覚悟などないのだろう?ただただ僕の気を引きたくてそんなことを言っているのだろう?」
「…」
聞いてもいないことをペラペラと話し始めたかと思えば、とんでもない推論を披露する彼。
「まあとにかくそういう事だ。可及的速やかに準備に取り掛かってくれたまえ。僕には君のやきもちに付き合っている時間なんてないんだ。分かったらはやく手配してくれるかな?」
「…」
どこまでも本気にしていないようすだ。これ以上何を言ったところで無駄だろう。…いいでしょう。そちらがその気なら私も手を抜くつもりはありませんので。