あらすじ

「姉妹なのだから、少し直せば着られるだろう。式までに仕上げてくれ」 半年かけて縫ってきた花嫁衣装を前に、婚約者はそう言った。 彼が選んだ新しい花嫁は、私の妹。私には、妹の寸法に衣装を直す仕事が残されたらしい。 裾に咲く薔薇は、彼が好きだと言った花だった。 この衣装で隣に立つ日を、私も楽しみにしていたのに。 衣装を抱えて身を寄せた伯母の家で、顔なじみの青年が尋ねる。 「ミレーヌ自身は、どの花が好きなんだ?」 誰かの好みに合わせることに慣れていた私は、その問いにすぐには答えられなかった。 けれど、衣装を取りに来るという妹たちへの返事は、もう決まっている。 「これは、私が着るために縫ったものです」

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小説を読もう2026/10/19
  • 現在の作品私が縫った花嫁衣装で妹と結婚するそうです