あらすじ
料理の腕には自信がある。だが、経営のことは何も知らない。
二十八歳の料理人は、コロナ禍で勤め先の居酒屋を退職した。
いつか自分の店を持ちたい。
けれど、何から始めればいいのか分からない。
そんな彼の部屋に、突然二人の幽霊が現れる。
一人は関西弁でまくし立てる経営学者、ピーター・ドラッカー。
もう一人は博多弁で競争戦略を語る、フレデリック・ランチェスター。
「料理ができるだけでは、商売はできへんで!」
「まずは、誰に何を売るか考えるとたい!」
勝手に人の飯を食べ、家に居座り、経営の授業を始める二人。
事業計画書、資金調達、物件探し、家賃交渉、メニュー開発、そしてコロナ禍での開業。
若い料理人は、二人の幽霊とともに、本当に潰れない店を作れるのか?
幽霊たちが語る成功と失敗の実例には、実際の飲食店経営で経験された出来事を取り入れている。
そして、二人が主人公の前に現れた理由には、ある大きな秘密が隠されていた。
笑えて、学べて、少し泣ける。
二人の幽霊と一人の料理人が挑む、全30話の飲食店経営エンターテインメント。