あらすじ
雨漏りだらけの神社の床下で、巫女・榊いろはが拾ったのは、手のひらサイズの小さな白狐。
その子には、まだ名前も心もなかった。
けれど、いろはの温かい手に触れた瞬間、白狐は初めて「自分で選ぶ」ことを覚える。
こむぎと名付けられた白狐の正体は、神に造られた回収器。神々の命令に逆らえば消される運命だった。
それでも、神使に襲われた相棒を守るため、最弱の狐は格上の神へ牙を向ける。
敵を喰らい、進化し、次々と新しい力を手にする。
一方で、巫女は今日のごはん代と雨漏り修理代に頭を抱え、白狐はもふもふされたい気持ちと危険な衝動に揺れる。
強くなれば、すべてを守れるのか。神を喰っても、守りたい人の笑顔は奪わずにいられるのか。
小さな白狐と財布の薄い巫女が、神々の理不尽をひっくり返していく、進化バトル×相棒ファンタジー。
笑って、熱くなって、ときどき泣ける、二人の帰る場所を探す物語。