あらすじ
男でもない、女でもない。
俺はただ、君の前でだけ「僕」でいたかった――。
カリスマバンド『SCAR』のボーカル・キオ。
狂気的なギタリスト・弦に身体も魂も支配され、歪んだ愛の中で“怪物”として歌い続ける毎日。
だが、バンドを知らない少女・亜衣との出会いが、キオの中に眠っていた「普通の男の子」の心を呼び覚ます。
世間を揺るがす「両性具有」のスクープ。
弦による暴力的なまでの所有欲と、亜衣への深すぎる罪悪感。
魂を揺さぶるリアルヴォイスの裏で、崩壊していくキオの心。
激しい愛憎の果て、ラストライブの夜にキオが辿り着いた「たったひとつの答え」とは。