あらすじ

音楽で、このクソ田舎を抜け出したい――。 日本の東北、その片隅で暮らす十九歳のドラマー・岡野コウジと、友人でベーシストの吉田ヤスユキ。 二人はボーカリストとギタリストを探しながら、スタジオ練習を続けていた。 演奏技術ばかりが上がっても、メンバーは一向に揃わない。曲を作っても、それを歌う声も、奏でるギターもない日々に、苛立ちを募らせていた。 そんな二人が、廃研究所と廃トンネルで出会ったのは、猫耳の少女・桜花と、狐耳の少女・橘花だった。 彼女たちは、旧日本軍の秘密計画によって生み出された生体兵器。戦争が終わった後も、人知れず取り残されていた少女たちだった。 桜花が歌い、橘花がギターを弾く。ようやく四人になったバンドが、退屈だった田舎の夏を変えていく。 曲を作り、くだらないことで笑い、少しずつ互いを知っていくうちに、抜け出したいとばかり思っていた町での日々が、四人で過ごすかけがえのない時間に変わっていた。 だが、音楽を奏で始めた彼女たちを、今も兵器として求める者がいた。 ※作中には、暴力・流血、戦争に関わる描写、人物の死が含まれます。

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カクヨム
カクヨム2026/10/15
  • 現在の作品桃色ジャガーノート ―猫耳少女を拾ったら、廃トンネルでバンドを組むことになった―