あらすじ

三十歳の平凡な会社員、今泉健二。 ある日突然、彼の頭の中に謎の声が響き始めた。 その正体は、どうやら将棋AIらしい。 ただし、このAIには重大な問題があった。 とにかく将棋が指したいのだ。 一定時間将棋を指さないと催促してくるうえに、最初はちっとも強くない。 将棋に興味のない健二にとっては、迷惑極まりない存在だった。 ところが、対局を重ねるうちにAIは少しずつ強くなっていく。 そこで健二は気づいた。 「……これ、将棋の賞金で食っていけるんじゃね?」 目指すは賞金、夢は早期リタイア。 将棋への情熱など欠片もない男が、頭の中の将棋狂いを利用して楽な人生を手に入れようとする。 しかし、AIが強くなればなるほど、周囲の期待も膨らんでいき――。 果たして健二は、念願の悠々自適な生活を手に入れられるのか。 それとも、一生将棋を指し続ける羽目になるのか。 将棋を愛するAIと、金を愛する男の、ちょっとおかしな成り上がり物語。

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カクヨム
カクヨム2026/10/15
  • 現在の作品頭の中に将棋狂いのAIが