あらすじ
傾きかけた伯爵家に生まれた、美しい少女エレオノール。
両親は彼女を置いて屋敷を去り、祖父もまた、彼女に関心を向けることはなかった。
そんな彼女は、ある日海辺で黒い瞳の少年を拾った。
窮屈な屋敷での暮らしも、少年がそばにいれば苦にもならない。
けれど、彼女の知らぬ間に、望まぬ相手との結婚が決められていた。
逃れようのない運命に怒り、嘆く少女。結婚式まで、あと三日。
その日、少女の運命を大きく変える出来事が起こる。
人魚に守られた島国で、自由を奪われた二人が小さな楽園に辿り着くまでの物語。