あらすじ
感情を失った十三歳の少年大王シリウスは、天敵である猫族の少女リヒトと出会った。
近づけば互いを傷つけかねない二人は、巻き尺で距離を測りながら、少しずつ心を通わせていく。
やがて初めて知った「恋」は、二人を引き離した。
それから三年、約千日。
少年王が願い続けた、たった一つのこととは。
これは、感情を失った少年王が、自分の明日を望むようになるまでの物語。
本作は、長編『神鼠の大王は猫を愛せない』の序盤を、作者がAIとともに一本の短編へ再構成したものです(長編本編はAI不使用)。単独でもお楽しみいただけます。
そして、ここからが本編の新たな幕開けです。
少年王がようやく望むようになった、明日という未来。
その未来に、二百年前の残虐王が牙を剥きます。
収穫祭の最中、シリウスの中に二百年前の神鼠テレシウスが現れ、その身体を乗っ取ってしまう。
『まずは目の前の雌猫を殺せ。』
リヒトの首を押さえつけ、殺そうとする残虐王。
ところが、彼女の夕日色の瞳を見た瞬間、その手が止まる。
『エーレン……』
二百年前に猫族を滅ぼしたテレシウスと、彼に処刑された猫族の王エーレント。
二人の間に、本当は何があったのか。
そして、なぜ今、その因縁が蘇ったのか。
二百年前に終わったはずの物語が、ここから動き始めます。
続きは、長編『神鼠の大王は猫を愛せない』第○話から始まる収穫祭の続きを、ぜひお楽しみください。
▶ 本編第206話「また、僕のもとからいなくなろうとしていたんですか(URL:https://ncode.syosetu.com/n9295ms/206)」から読む