あらすじ

東京で古い紙製品の修復を手がける春野結衣は、ある日、祖母の遺品から見つかった「宛先不明の昭和の手紙」と、消えかけたインクの文字を頼りに、地方の小さな町にある文房具店「ナツメ堂」にたどり着く。 店主の夏目蓮は、商店街の再開発と店の立ち退き問題に頭を悩ませ、夢も恋も諦めかけていた。結衣が持ち込んだ手紙は、かつて蓮の祖父と、結衣の祖母が交わした「未完の恋文」だった。 手紙の謎を解き明かしていくうちに、二人はそれぞれの過去の傷や、胸の奥に閉じ込めていた想いと向き合うことになる。しかし、春が訪れる前に「ナツメ堂」を取り壊す決定が下され、結衣もまた東京へ戻る期限が迫っていた――。

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小説を読もう2026/10/15
  • 現在の作品春立つ日ちぬ