あらすじ

三千字の発注に一万二千字を書いたシナリオライター・柏木直人。 三案の依頼に二十三案を出し、決定後も描き続けたイラストレーター・水城澪。 こだわりが強すぎる二人が配属されたのは、社内で「資料保管室」と呼ばれる IP創出室だった。 新規スマートフォン向けRPGに求められるのは、分かりやすさと、三年以上続けられる設計。だが、整った企画書にも、売れ線のキャラクターにも、二人の作りたいものは見つからない。 きっかけは、床に落ちた一枚のラフ。眼鏡をかけた、まだ名前のない少女から、「誰かの記憶を返すたび、自分の記憶を失っていく」物語が生まれる。 けれど、魅力的な物語と絵だけでは、ゲームにならない。プレイヤーは何をするのか。他の人が作っても、この少女は同じ少女でいられるのか。若きプランナーや監修者たちに突きつけられる問いの中で、二人は、自分たちだけのこだわりを、誰かと作る作品へ変えていく。 書くこと、描くこと、そして届けること。譲れないものを抱えたクリエイターたちの、ゲーム制作お仕事ドラマ。

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小説を読もう2026/10/15
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