あらすじ
家族に愛されていないわけじゃない。
友達がひとりもいないわけでもない。
それなのに、私はずっと、自分の居場所がわからなかった。
誰かに必要とされたかった。
誰かの特別になりたかった。
たったひとりでいいから、私がいなくなったら困る人がいてほしかった。
広島の街で出会った人々。
夜の世界で交わされる優しい言葉。
愛されていると信じたかった少女が、少しずつ失っていくもの。
これは、居場所を探していたひとりの少女の物語。
彼女が売ったのは、お金で買えるものだけだったのだろうか。
『居場所、売りました。』
あなたは、自分の居場所を知っていますか。
著者:夜凪(よな)