あらすじ
現代日本で死亡して異世界転生した少年フレッドは、勇者パーティの一員となった。
パーティが絶体絶命の危機に陥ると、必ず彼は仲間を庇い、自分が代わりに敵の攻撃を受けることで命を救う。
勇者・剣聖・聖女の少女たちは、自ら致命傷を受けにいく彼に対して、悲痛な叫び声を上げる。
「自分を犠牲にして私たちを助けようとするのは止めて!」
だが、彼は、心の中で叫び返す。
だ・か・ら!
これは単なる呪い! 自己犠牲なんかじゃないんだってば!
しかし、呪いのためか、その言葉は決して口に出せない。
フレッドは、仲間に危険が迫ると、自分の意思とは無関係に〝身体が勝手に動く〟のだ。
しかも、彼の身体能力では間に合わないと思うような場面でも、何故かちゃんと間に合ってしまう。
更に、予期せぬ出来事であれば、〝異変が起こる前から〟身体が動き始めるのだ。
そのため、時折、〝今自分が何をしているかが分からない〟ということが起こり得るし、〝行動した後に何から庇ったかが判明すること〟すらある。
これは、呪いに翻弄される少年が、パーティメンバーたちを曇らせつつ、共に魔王討伐を目指して戦い続ける物語。
(※現在、第1回アース・スター文庫キャラクター小説大賞に参加しています。
もし宜しければ星と作品フォローで応援して頂けましたら嬉しいです。
何卒宜しくお願いいたします)