あらすじ
リリアーナ・ベルフォードには、五年間想い続けている婚約者がいる。
容姿端麗で優秀な侯爵令息、エドガー・アシュベリー。誰もが羨む婚約者だったが、彼はリリアーナにだけ、どこか冷たい態度を取っていた。
目を合わせてくれず、手紙の返事はいつも短い。どれほど好意を伝えても、彼が応えてくれることはなかった。
そんな日々に疲れたリリアーナは、とうとう彼に愛されることを諦める。
ところが、彼女が手紙や贈り物を控えるようになった途端、なぜかエドガーの態度が一変してしまう。
突然届く花束に、観劇への誘い。今まで素っ気なかった婚約者が、必死に距離を縮めようとしてくるのだ。
実はエドガーには、リリアーナが五年間まったく気づかなかった秘密があって……