あらすじ
「千紘の好きにしていいよ」
結婚式の準備を相談するたび、婚約者の圭吾はそう言った。
けれど、両家の食事で招待人数について尋ねられると、彼は平然と言い放つ。
「千紘が自分で決めてたから」
何度も確認を頼んだ。二人で相談したかった。
それなのに、任せたはずのことまで私の責任になるのなら。
「好きにしていいなら、私は、この結婚をやめたい」
婚約を解消した千紘は、休んでいた写真サークルへ戻る。
そこで待っていたのは、率直すぎて少し苦手だった瀬尾さんとの、写真展の準備だった。
一人で頑張ることに慣れた私が、もう一度、誰かと一緒に決めていく恋の話。