あらすじ
勇者パーティーで装備と魔物の状態を検査していた《進化鑑定士》ロベルトは、「戦えない無能」と王都を追放される。
行き着いた先は、魔物が捨てられる森。そこで出会ったのは、最低ランクと判定されたスライムと、飛べずに群れを追われた子竜だった。
ロベルトの鑑定は、強さの数値ではなく「何が進化を妨げているか」を見抜く。環境を整え、手順を記録し、失敗を直す。それだけで、不良品と呼ばれた魔物たちが次々と本当の力を見せ始める。
一方、ロベルトの検査報告を無視した王都では、装備の不良が相次いでいた。
捨てられた者たちが居場所を見つけた森は、やがて神獣が集う国になる。