あらすじ
休暇を申請した。
却下された。
理由は「あなたがいないと困るから」。
……知らんがな。
自分の休暇申請を自分で却下し、他人の仕事まで抱え込み、休むことに罪悪感を覚える男・真壁。
そんな彼の「自分が止まるわけにはいかない」という呪いが、やがて会社を巻き込み、地球を巻き込み、最終的には宇宙そのものを巻き込んでいく。
有給休暇の申請書が、まさかの宇宙存亡案件に昇格。
人類の英知を結集しても解決できない問題。
ブラックホールですら処理を拒否する業務量。
そして、宇宙管理局がついに発行する、前代未聞の通知書。
『休暇申請却下のお知らせ――なお、申請者本人の承認が確認されました』
これは、頑張りすぎた男の物語である。
なお、途中から宇宙が出勤簿をつけ始めるが、作者にも収拾がついているかどうかは確認されていない。
笑ってくれ。
だが、もし胸に刺さったなら、そのトゲは会社に返却してよい。
返却期限? 知らん。
宇宙も休暇中だ。