あらすじ
十一月、紅葉シーズンの京都駅。
観光客で賑わうガラス張りのアトリウムに、突如として乾いた銃声が響き渡った。
銃器密輸ルートを追っていた京都府警の刑事・九条は、追い詰めた女の手によって目の前で同僚を射殺されてしまう。
女がスーツケースから取り出したのは、漆黒のアサルトライフル。
乱射される凶弾、逃げ惑う群衆、地獄絵図と化す構内——。
処刑の瞬間、九条を救い出したのは、私服の陸上自衛官・内藤雅成だった。
管理者用通路へ逃げ込んだ直後、地下街と西改札で連続爆破が発生。さらに警察無線はジャミングされ、京都駅は完全に孤立する。
「警察の旦那、挨拶は後だ。今俺たち以外の京都駅にいる全員が人質になったぞ」
孤立無援の巨大ダンジョンとなった京都駅で、法を守る刑事と、軍事のプロである自衛官。
決して相容れない二人の、命がけの奪還劇が幕を開ける!