あらすじ
生まれた日は、たったの一日違い。
同じ病院の、同じ産婦人科で、隣り合うベッドに並んだママたちから生まれた私たちは、正真正銘の『人生の同期』だった。
私、坂下美奈(さかした みな)のほうが一日だけ早く生まれた、ちょっとだけお姉さん。
家はお向かいさん同士。
「うちに双子が生まれたと思って、なんでも遠慮なく頼ってください!」
そんな大人たちの温かい手のひらの中で、私たちは同じ布団のぬくもりに包まれるようにして育ってきた。
窓を開ければ、すぐにお互いの部屋が見える。
私たちの人生は、いつも一本の線でぴったりと重なり合っていた。
だから、高校の入学式、満開の桜の下で新しい紺色のブレザーに身を包んだときも、当然のように隣には高田大輔(たかだ だいすけ)がいた。
一日違いの幼馴染。
同じ制服を着た二人が、それぞれの放課後を越えて紡いでいく、どこまでも真っ直ぐな青春恋愛物語。