あらすじ
幼い頃から、白瀬透は血に特別な美しさを感じていた。
誰もが恐怖や嫌悪を抱くその光景に、透だけは目を奪われる。
しかし、彼は決して人の痛みが分からないわけではない。誰かを大切に思うことも、傷つく姿に胸を痛めることもできる。
ただ、親しくなればなるほど、その人の血を見たいという欲望が強くなってしまう。
人との深い関わりを避けるようになった透。
そんな彼の前に、朝倉花という少女が現れる。
誰にも知られてはいけない秘密を抱えた少年は、初めての恋を知る。
大切にしたい。それでも、その血を見てみたい。
二つの本心を抱えたまま、透は彼女を愛することができるのだろうか。