あらすじ
「ヘイ! 日本人はみんな忍者か侍なのかい?」
忍者に憧れるアメリカ人青年、ニコラス・ウォーカー(通称ニック)。
念願の日本旅行で彼が出会ったのは、陽気で冗談好きな日本人青年「浅倉 悠」だった。
忍者の歴史、謎に包まれた忍具、そして日本神話に登場する三本足の烏「八咫烏」。
二人は日本の文化を語り合いながら、楽しい観光の時間を過ごしていた。
しかし、頭上を飛ぶ一羽のカラスを見た瞬間、浅倉 悠の表情が一変する。
「……静かに。やつらに気づかれる」
冗談なのか、それとも本当に何かが起きているのか。
やがてニックは、約2700年前の神話に起源を持つとされる秘密諜報組織「八咫烏」と、亡き母が残した謎に巻き込まれていく。
陽気な忍者と好奇心旺盛なアメリカ人が繰り広げる、歴史と現代が交錯するスパイ・サスペンス。
これは、ただの日本観光だったはずの物語。
――信じるか、信じないかは、あなた次第。