あらすじ
最愛の婚約者を、敵国の皇太子レオニスに殺された王女エレノア。
戦争が終わり、レオニスが愛する女性と幸せになろうとしていることを知ったエレノアは、復讐のため彼の妻になることを決める。
欲しいのは愛でも、皇太子妃の地位でもない。
ただ、レオニスとその愛妾を――生涯、幸せにしないため。
帝国の婚姻制度と皇位継承法さえ利用し、互いの人生を削り続ける二人。
やがて長すぎる憎悪は、愛とは呼べない執着へと変貌していく。
許さない。忘れない。それでも、憎しみの中に別の感情が芽生えていく。
これは、最愛を奪われた王女と、その最愛を奪った皇太子が、憎み合いながら惹かれていく復讐婚の物語。