あらすじ
極夜の国、ステラール。
この国の空に浮かぶのは、月と星々だけ。
遠い昔、太陽の持つ大きな力を巡って戦争が起こり、やがて太陽はこの国から姿を消した。国境は深い闇に閉ざされ、その向こうに何があるのか、今では誰も知らない。
そんな国で暮らす少年ソルは、ある朝、不思議な夢を見る。空に浮かぶ、大きく眩しい炎。熱くはないのに、なぜか温かい。その美しさに心を奪われたソルは、育ての母に夢の話をする。
母が見せてくれた古びた絵本に描かれていたのは、かつて世界を照らしていたという「太陽」だった。
いつか、本物の太陽をこの目で見てみたい。ソルの胸にも小さな憧れが芽生える。けれど、太陽の話をする母の表情には、どこか寂しげな影があった。
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