あらすじ
【毎日21時(日本時間)更新/初日のみ10月27日22時公開】
「セリス、お前との婚約を破棄させてもらう」
精霊と共に生きる貴族たちの国。子爵令嬢セリスは、母の形見の精霊を手放さなかったことを口実に、夜会で婚約破棄を突きつけられる。
王都を離れる彼女についてきたのは、白銀の鳥、群青のモグラ、そして元婚約者が世話を怠っていた金色の狐――三体の精霊だった。
行き先は、魔物の脅威にさらされる雪深い辺境、クロッカス。
ハンターギルドで経理と救護の仕事を始めたセリスは、令嬢として隠してきた魔法の力を発揮し、自分らしい居場所を見つけていく。
そんな彼女が出会ったのは、「鮮血伯爵」と恐れられる辺境伯デュナン。
冷酷で強引な彼は、精霊には優しく、誰にも言えない意外な趣味を持っていて……。
共に働き、戦い、時には並んで針を動かすうちに、恐ろしかったはずの男が、誰よりも大切な人になっていく。
これは、自分の足で生きる道を選んだ令嬢が、三体の精霊と共に、不器用な辺境伯の隣に立つ恋の物語。