あらすじ
神を殺すために生まれ、神を殺すために育てられ、そして神を殺し尽くした一族の当主――夜来つむぎ。
十九歳にして人類の頂点に君臨する彼は、ある日、見知らぬ世界へと転移してしまう。
そこは、巨大人型駆動鎧《エクス・ロギア》、通称ELが人類の戦場を支配する世界だった。
ELの操縦技術、機体性能、戦術理論。
それらを競い合う若きパイロットたちの憧れの場所、国立士官学園。
そんな世界に降り立ったつむぎが最初に遭遇したのは、都市を襲撃するテロリストたちだった。
機械仕掛けの巨人が街を蹂躙する中、黒い和服の少年は、たった一人で戦場へ歩み出す。
「……なるほど。こちらの世界では、鉄の巨人に乗って戦うのか」
これは、神を殺した少年が、鋼鉄の巨人たちが覇を競う世界で教師となり、常識も戦術も戦場の理屈も、片っ端からひっくり返していく物語である。