あらすじ

――ただ、護りたかった。 全てを嗤おう。ただ嗤おう。悲しみで腹など膨れないのだから。 地を這い、血を吐いても、嗤ってやる。 気がつけば貧民街に行きついていた。 力のない者が生き残るには、奪うしかねぇ。 あいつはそれを愛といった。 愛だ。あれも愛だ。この世界には愛がたっぷりだ。 金色の目を輝かせ、少年――バルバロッサは今日も貧民街を生き残る。 三流は話にならねぇ。二流は調子に乗る。一流は、能力を見誤らねぇもんだ。 なぁ? そうだろレイトン。 見てろよ。俺は俺を護りきってやるからよ。 檻の中で生まれ、親も知らず、貧民街で生き延びてきた少年バルバロッサ。 気まぐれか、哀れみか、偏屈な老人レイトンから魂の輝きを教わる。 何一つ持たない少年が戦士を知る、愛のダークファンタジー。 ※本編『大悪令嬢──蟲這う大陸で戦士達は詠う──』の前日譚となりますが、本作単体でもお楽しみいただけます。

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小説を読もう2026/10/27
  • 現在の作品グランベルの風 ――愛を捧げろゴミ蟲共――