あらすじ

その店では、傘だけは売らない。 恋人に振られた土砂降りの夜。大学生の時生天は、雨宿りできる場所を探して入った路地裏で、灯りのともる木の扉を見つける。 扉の向こうにあったのは、本が並ぶ不思議な店「雨間文庫」。そこで出会った店主のプルヴィアは、ずぶ濡れの天を見て「いい雨ね」と言う。 借りた傘を返すため、もう一度あの店を探す天。けれど雨の日も、雨の降らない日も、次第に彼が探すようになったのは、店ではなく彼女自身だった。 自分の望みを後回しにしてきた青年と、誰かを待つことを知らなかった雨の神。 雨の日に出会った二人が、自分の意思で互いを選ぶまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/10/27
  • 現在の作品雨と天