あらすじ
「第六皇子フォルド・レイ・ラズフェルド。そなたを外患誘致の罪、国家転覆の罪、第一皇子殿下に対する不敬の罪により、極刑とするところを減刑し、北の大地への流刑とする!」
第一皇子アルフォビオの策略により、第六皇子フォルドは帝国内で最も過酷な環境と恐れられる北の大地への流刑となる。
前世と同じ轍を踏むまいと奮起したにも関わらず、同じ悲惨な末路に行き着くことに絶望していた。
が、一つだけ違うことがある。
それは裏切ったと思っていた愛する人が、全てをかなぐり捨てて流刑に同行してくれていることだった。
わざわざ流罪になるため実家であるヴィトウィンシュタイン公爵家と義絶の上で第一皇子の腹部を刺突してきた。
しかも、没収されたフォルド愛用の偃月刀を携えて。
二人を恨む第一皇子の追撃を掻い潜りながら、二人は北の大地へと直走る。
やがて北の大地に辿り着いた二人は天に耀く二つ星を掲げることになる……。