あらすじ
総合病院の救急病棟で心身をすり減らし、着の身着のままで逃げ出した元看護師の平美由紀。
彼女が故郷の福岡・星野村で始めたのは、軽トラに生鮮品を積み込んで限界集落を巡る移動スーパーだった。
渾身の屋号『食べたガール 食いしんボーイ号』は誰にも覚えてもらえず、村人からは親しみを込めてなぜか「田部さん」と呼ばれる日々。
酒浸りのじいちゃんに怒声交じりの説教を食らわせ、煙草を手放せないばあちゃんに寄り添い、頑なに心を閉ざす引きこもり青年・咲耶の凍てついた心を少しずつ溶かしていく美由紀。
そんなある猛暑の日、村一番の元気者だった大工の棟梁が買い物中に突如倒れる。
電波も届かず、救急車も呼べない山奥。
元救急ナースの眼が光り、美由紀は咲耶を荷台に乗せ、唸りをあげる軽トラで峠道を爆走する!
買い物弱者の現実と人の温もりを鮮やかに描く、笑いと涙の痛快人情エンタテイメント!(のつもりばい!)