あらすじ

「お願い、弟が何日も泣きやまないの」 弟と妹を八人育てたトビーの話を聞いて、竜の姫が小さな弟を抱いて村へ飛んできた。 抱っこして背中をとんとんすると、竜の子はすぐにすやすや眠った。 その日から、トビーは竜の姫に雇われた子守りになった。 評判を聞いて、獣人の女騎士やエルフの女王からもお呼びがかかる。 もふもふの獣人の子も、いたずら好きなエルフの子も、トビーがあやせばすぐ泣きやむ。 「男が子守りだなんて、みっともない」 貴族の教育係だけは、会うたびにトビーを笑う。 困ったのは、子どもより雇い主のほうだった。 竜の姫と女騎士と女王は、次はうちの番だと、毎日トビーを取り合っている。 「村へ帰るのは、明日でいいでしょう?」 今日も、なかなか寝ない子や、けんかばかりの兄弟や、遠足ではぐれる子が待っている。 うわさは国じゅうに広がり、貴族のお屋敷や隣の国からも頼みが届き始めた。 その中には、あの教育係からの手紙もまじっている。

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カクヨム
カクヨム2026/09/28
  • 現在の作品竜の姫も獣人の女騎士もエルフの女王も、子守りの俺を取り合って帰してくれない ~弟と妹を八人育てた長男、国じゅうのお屋敷に呼ばれています~