あらすじ
精神科医のTomy氏が、「折れない心」の土台となる“自分軸”の育て方を、親子の関係からわかりやすく解説します。「失敗すると、すぐに自信をなくしてしまう」「人と比べて落ち込む子に、何と声をかければいい?」「学校に行きたくないという子に、どんなふうに寄り添えばいい?」「最近、元気がないように見えるけれど、どこまで声をかけたらいい?」「どこまで手を出して、どこから見守ればいい?」子どものことを大切に思うほど、親の悩みは尽きません。新学期や長期休み明け。学校、友人関係、勉強、部活や習い事など、子どもを取り巻く環境の中で、いつもとは違う様子が気になることもあります。学校に行きづらそうにしている。何かに失敗して落ち込んでいる。部活や習い事をやめたいと言っている。人間関係に悩んでいるように見える。以前より元気がなく、親として心配になる。そんなとき、「何とかしてあげたい」「つらい思いをさせたくない」と考えるのは自然なことです。けれど、人生には失敗もあります。挫折もあります。理不尽な出来事を、すべて避けることもできません。親がずっと先回りして守り続けることも、子どもの前からあらゆる困難を取り除いてあげることもできないのです。だからこそ、本当に子どもに贈りたいのは、「困難がない人生」ではなく、「困難があっても、また立ち上がれる心」。その土台になるものとして、著者が大切にしているのが「自分軸」です。周囲からどう見られるか。友だちと同じでなければいけない。親や先生の期待に応えなければいけない。そうした「他人からの評価」だけに振り回されるのではなく、「自分はどう感じているのか」「自分はどうしたいのか」を大切にする。うまくいかないことがあっても、自分自身の価値まで否定せず、自分なりに次の一歩を考えられる。本書では、そんなしなやかな心を支える「自分軸」を、家庭の中でどう育てていけばよいのかを考えていきます。子どもの前に、まず親自身の「自分軸」を考える子どもの自分軸を育てるために、子どもだけを変えようとする必要はありません。「良い親でなければ」と自分を追い込んでいないか。自分の親から受けた価値観に、今も縛られていないか。子どもの問題まで、自分の問題として背負いすぎていないか。本書では、まず親自身が自分軸について考えるところから始めます。さらに、親と子どもはそれぞれ別の人間であるという「バウンダリー」の考え方にも触れます。近すぎず、離れすぎない。そんな親子の距離についても考えていきます。子どもを支えることと、何でも代わりに解決することは同じではありません。子どもを大切にしながら、親自身も無理をしすぎない。そんな親子関係を目指します。本書で扱う主な内容人の心が折れるときと、「自分軸」とは何か人はなぜ「他人軸」になってしまうのか子どもの自分軸を育てるために親ができること「良い親であるべき」という思い込みから少し楽になる方法親子の間に必要なバウンダリーと距離感子どもの自己肯定感を支える褒め方・叱り方「寄り添う」とはどういうことなのか子どもが人と比較しすぎないための関わり方失敗を恐れず「とりあえずやってみよう」と思える声かけ子どもの「好き」を受け止める環境の作り方子どもと衝突しにくい話し方、相談できる関係の作り方子どもの不機嫌に親が巻き込まれすぎないための考え方親子の関係を見直す「自分軸ドリル」(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)