あらすじ

白石澪は、誰もが認める完璧美少女だ。 成績優秀、運動もできて、料理も得意。 誰にでも優しく、頼まれごとも断らない。 ――けれど、幼馴染の俺だけは知っている。 澪は昔から、好きな人に嫌われることを何よりも怖がる女の子だった。 そんな澪が告白を断れるわけもなく入学早々彼氏ができた。 恋人に「会いたい」と言われれば、自分の予定を変えて会いに行く。 「これやって」と頼まれれば、嫌なことでも笑って引き受ける。 彼が他の女の子と遊びに行っても、「楽しんできてね」と笑う。 「好きだから、それくらい普通だよ」 そう言って、いつも自分の気持ちを後回しにしていた。 そんな澪の交際は、ある日あっけなく終わった。 恋人の浮気が発覚したのだ。 しかも彼が最後に口にしたのは、澪の優しさを踏みにじる最低な言葉だった。 そこで初めて、澪は気づく。 ――私、ずっと「嫌われないため」に恋をしてたんだ。 だから、もうやめることにした。 嫌われないために我慢するのも。 好きな人に合わせ続けるのも。 自分の気持ちを隠すのも。 そして、次に澪が考えたことは――。 「私が本当に好きな人って、誰なんだろう」 その答えは、ずっと隣にいた。 「ねえ、今日一緒に帰ろ」 「明日も会いたい」 「……他の女の子と仲良くするの、嫌」 失恋をきっかけに「いい子」をやめた完璧美少女は、なぜか幼馴染の俺にだけ、驚くほど素直になっていた。 ……いや、澪。 ちょっと距離、近くないか? これは、恋人に合わせ続けることで「愛されよう」としていた少女が、自分の恋を取り戻す物語。 そして――今まで我慢していた分だけ、好きな人にはとことん素直になってしまった、ちょっとだけ重い幼馴染との青春ラブコメ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/27
  • 現在の作品元カレに浮気された完璧美少女の幼馴染が、俺にだけ本気で恋をする